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【ひろしま世界遺産航路】原爆ドームと宮島|2つの世界遺産を1日で回れる高速船

原爆ドーム前を航行する世界遺産航路

広島の世界遺産、原爆ドームと宮島。

せっかく広島に行くのなら両方行きたいですよね。

日帰り、滞在1日だけとなると両方を回ってみるのはちょっと大変ですよ。

そんなときにおすすめなのが「ひろしま世界遺産航路」です!

原爆ドーム前の桟橋と宮島を結ぶ高速船です。

料金はちょっとお高めですが、大幅な時間短縮ができて、2つの世界遺産を1日で見て回ることができますよ。

ひろしま世界遺産航路で大幅な時間短縮!


原爆ドームは市内中心部にあるのでアクセスには問題ありません。

JR広島駅からは、路面電車かバスを利用して簡単に行けます。

しかし、宮島はその名のとおり「島」です。

原爆ドームからは、宮島の対岸にある宮島口まで行き、そこから宮島行きのフェリーに乗る必要があります。

宮島口までの行き方は、2つあります。

まずはJR線を利用するコースです。路面電車の原爆ドーム前駅から横川駅方面に乗って6駅、12分ほど乗って終点横川駅まで行き、横川駅からはJR山陽本線で岩国方面行きに乗って7駅、22分ほど。宮島口駅からはフェリーで宮島に渡ります。所要時間は待ち時間など余裕を考えて1時間半です。料金はフェリー料金も含めて700円。

もう一つの方法は、同じく原爆ドーム前駅から宮島口行きの路面電車をひたすら終点まで乗ります。乗り換えはありませんが、29駅、約50分の旅です。29駅。ちょっとじれったいですよね。こちらも1時間半はかかります。料金は450円。

広島電鉄の原爆ドーム前駅。奥の白いフェンスの奥が元広島市民球場の跡地

そこで、おすすめしたいのがひろしま世界遺産航路です。

原爆ドーム前の桟橋から出航。宮島の桟橋まで一本で行く高速船です。所要時間は約40分。往復で2時間以上の短縮ができます。

ひろしま世界遺産航路は予約制の座席指定なので、席に座って次に立つときは宮島に到着したときです。帰りも同じく。

電車の吊り革にぶら下がる必要もないし、乗り換えもなし。本当に楽ちんですよ!

ただし、運賃は電車利用に比べるとお高めの片道2200円(小学生1100円)。往復だと4000円(小学生2000円)となります。(大人1人につき小学生未満の幼児1人無料)

時は金なり。広島では時間を買ってみましょう。笑

時間の節約になるだけではなく、とても楽しい船旅にもなりますよ。

川から見る景色と瀬戸内海の景色が楽しめる

ひろしま世界遺産航路の船内から見る原爆ドーム

船内から見る原爆ドーム

ひろしま世界遺産航路は、川と海の両方の船旅を楽しめるんです!

平和公園桟橋を出発するとまずは上流側に向かいます。出てすぐ右側に原爆ドームが見えます。川から見る原爆ドームを写真に撮りたければ、進行方向の右側の窓側の席に座りましょう!(帰りの場合は左側)

原爆ドーム前を過ぎると、船は舵を大きく左に切り、相生橋の下をくぐります。相生橋は全国でも珍しいT字型をした橋です。下から見るとよくわかりますよ。

相生橋をひろしま世界遺産航路の船内から見たところ

相生橋を船内から見るとT字型になっているのがよくわかる

この珍しい形のために原子爆弾投下の目標にもされました。

相生橋を通過すると、川は元安川から本川となります。広島市内を流れる川は6つです。太田川がつくり上げた三角州(デルタ)の上が広島市の中心地です。

この三角州でできた広島平野と言われる部分の面積は約30㎢。山手線の内側の面積が約70㎢。

広島、小っさ!

この狭い平野に市街地がぎっしりと詰まり、6本もの川が流れているので広島は川の街、橋の街なんです。

船から見る広島の風景も楽しんでくださいね。

本川はゆっくりと下ります。「どこが高速船なの?」というくらいゆっくりです。河川部分は安全のためにゆっくり航行なんです。

川の幅が徐々に開け、海に出るといよいよ高速航行開始です。波しぶきを上げながら気持ちよく海上を走る高速船となります。

小さな島々が浮かぶ瀬戸内海の風景をお楽しみください!

ひろしま世界遺産航路は予約が安心


ひろしま世界遺産航路は1日17便です。(12月から2月は運休する可能性のある便あり)

平和公園発は午前8時30分の始発から17時10分まで30分~40分おきに、宮島発は午前8時40分から17時30分までです。

予約は前日までにWEB予約、電話予約、FAX予約でできます。直接桟橋で当日券を買うこともできますが、予約で埋まっている便には乗れません。予約が安心です。

詳細な時刻表や予約は「ひろしま世界遺産航路」のホームページからどうぞ。

ひろしま世界遺産航路 https://www.aqua-net-h.co.jp/heritage/

モデルプランその1

平和記念公園内にある原爆の子の像

原爆の子の像

世界遺産航路の原爆ドーム桟橋から宮島行きの始発は午前8時30分です。なるべく早めの時間に予約をしておきましょう。

出航の時間まで原爆ドームや周辺の碑を見て回りましょう。朝の早い時間は人も少なく、平和への願いも抱きつつ落ち着いて見て回ることができますよ。

平和記念資料館が開館時間は8時30分です。開館時間を待つことなく宮島へと旅立ちます。

そして、宮島を満喫して帰りの船に乗ります。

広島平和記念資料館の閉館時間は18時(8月は19時、12月~2月は17時)。桟橋から史料館までは徒歩5分ほどです。

平和記念資料館見学の時間を残すように、楽しい宮島を後にする鉄の意思が必要です。

モデルプランその2


厳島神社の潮位を考えて宮島行きの時間を決定します。

厳島神社が海に浮かんでいるように見える満潮前後か、大鳥居まで歩いていける干潮前後か。

時間帯によってはどちらも叶わぬこともあります。

こちらの記事で最適の時間帯の見つけ方を紹介しています。

ひろしま世界遺産航路まとめ


広島が誇る一大観光地である宮島。そして、戦争の悲惨さを知り、世界平和への願いを改めて強めていただくために必ず訪れていただきたい原爆ドームと広島平和記念資料館。

できればゆっくり、じっくり、しみじみとめぐっていただきたいですが、旅行の日程によってはそうもいかないこともありますよね。

そこでちょっと欲張りに、ひろしま世界遺産航路を利用して2つの世界遺産を見て回り、次に広島を訪れる機会でたっぷりと広島を味わい、感じていってくださいね!

最後となりますが、広島に午後入り夕方帰りではいくら何でも2つをめぐるのは無理ですよ。広島前泊もしくは朝早めに入り帰りもゆっくりが夕方遅め以降が前提です!

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