神社仏閣・パワースポット

【皇居東御苑】首都東京の強力なパワースポットとしての皇居を歩く

皇居東御苑の天守台

皇居は強力なパワースポットという話は有名ですよね。

東京の街がどんなに変わっていっても中心である皇居は変わらず豊かな緑をたたえ、東京、そして日本を守っているように見えます。

当然のことながら、天皇陛下がお住まいになっていらっしゃる皇居内には通常入ることはできませんが、一般に公開されている皇居東御苑も東京有数のパワースポットとして知られています。

歩くだけでも力みなぎる特別な場所です。

そんな皇居東御苑の散策コースと、特に強力な3つのスポットをご紹介します。

都心にアクセスしやすい人であれば手軽に体験できる超一級のパワースポットです!

 

なぜ皇居がパワースポットなのか

 

皇居がパワースポットである理由を調べてみました。

1. 江戸のまちが強固な風水を活かした都市設計が施されている

2. 富士山と秩父山系からのパワーが皇居に集まっている

3. 日本の中心であり、天皇陛下がお住まいになっている

4. 山手線、環状線が皇居を囲むように張りめぐらされ、東海道、甲州街道、日光街道など、地方から入ってくる街道がある

15世紀中ごろに太田道灌が基礎を築き、徳川家康が入城してからは、ブレーンである南光坊天海が風水を張りめぐらした城づくり、都市設計を行い、徳川安泰260年の基礎を築いたと言われています。

明治以降は宮城と名を変え、さらに戦後、現在の名称である皇居となり、代々の天皇がお住まいになっています。

これらの中心である皇居に身を置くことは強いエネルギーを充填するに違いありません。

特にパワーが強い3つの地点

皇居東御苑の中でも特にパワーが強いとされる地点があります。

天守台と本丸大芝生です。

天守台

乾通一般公開のときの写真。普段はもっともっと人は少ないのでご安心を

1つ目は天守台です。もう見るからにしてパワーあふれる場所です。

かつての江戸のまちのど真ん中です。誰もが登ってみたくなるのではないでしょうか。

江戸城の天守は3度の火災で焼失しています。現在の天守台は、万治元年(1659年)に組まれたものですが、幕府内で天守は不要と結論付けられ、以降、天守がつくられることはありませんでした。

皇居東御苑天守台の石垣

天守台の石垣。キレッキレでほれぼれします

富士山から集まったパワーがこの天守閣跡から吹き上げていると言われています。

天守台の上まで登って、吹き上がるパワーの中に身を投じてみましょう!

天守台の頂上。富士山からの霊力が吹き上げている(らしい)

最近では、この場所に江戸城を再現しようという動きも出ています。

本丸休憩所の隣にかつての江戸城を再現した巨大な模型が展示されています。

本丸休憩所の隣で公開されている江戸城の模型

本丸休憩所の隣で公開されている江戸城の模型

天守台いっぱいいっぱいに天守が建つとなると、とんでもなく大きなものになるようです。

側面から見た江戸城天守台

側面から見た天守台。中央付近を歩く人が小さく見える

江戸城は築城して50年のうちに3度も火災に遭い消失しています。3度建て直されたものの、4度目の築城はありませんでした。以来400年近く天守台のみが存在しています。

かつての江戸城の大きさはごらんのとおり。姫路城、松本城と比べると大人と子どもの違いです。

5層6階で天守台を含めた高さは約60m。20階建てのビルに相当します。大坂城よりも大きなものです。

約400年ぶりに再建されるかもしれない江戸城。見てみたい気もしますが、吹き上がるパワーをそのままダイレクトに味わいたい私としては少しビミョーな気持ちがします。

本丸大芝生と大奥跡

皇居東御苑の大奥跡と本丸大芝生

大奥跡。奥側が本丸大芝生

かつての大奥があった大奥跡と本丸御殿があった本丸大芝生です。ここも強いパワーが出ていると言われます。

小さなレジャーシートを持っていき、あおむけに寝転ぶのがおすすめです。

皇居東御苑の大奥跡

大奥跡の芝生。東京のど真ん中とは思えない場所です

東京の中心、そして日本の中心にいることをイメージして寝転びましょう。

二の丸庭園の井戸

皇居東御苑は若かりしころから何度も来ていますが、ここは知りませんでした。

二の丸庭園にある井戸です。

ネットで調べてみると、ここもパワースポットとして知られているようです。

二の丸庭園の南側の土塁に沿ったところにあります。

井戸というより湧き水です。大きな石をくりぬいて作った井戸枠から水があふれ、小さな川となって流れています。

以前は微炭酸らしき水が湧いていて、たまっている水は白かったようですが、私が訪れたときは麦茶のような茶色でした。ご利益を願ってのことなのか、中には硬貨が投げ込まれています。とても飲むことはできそうにありません。

井戸とはいいながらも水はこんこんと湧き出しています。二の丸庭園は周囲よりも標高が高い位置にあります。さらに二の丸庭園には池に流れ込む滝があります。こちらは人工の滝のようです。

よって正体不明の「井戸」ですが、恋愛に効くパワースポットなんだとか。私は残念ながら何も感じませんでしたが、興味のある方は行ってみては?

(追加記事)

令和2年8月中旬、不要不急でない靖国神社参拝の後に再訪してみました。何と、湧き出る水はきれいに澄み切っていて、底からはぶくぶくと小さな気泡が絶え間なく出ています。

上の写真とほとんど変わりありませんが、水はきれいに透き通り、底から気泡が常に出ています

水に触れてみると冷たい! 気温35度前後の猛暑の中、明らかに低すぎる水温です。手をつけていると痛くなるほどではありませんが、もし泳ぐとしたら冷たすぎて無理な水温です。

念のために、井戸の近くの公衆トイレの手洗い器の水を確かめてみましたが、普通の生ぬるい水温でした。

まだ寒い時期に来たときには湧き出る水は温かく感じました。冬は温かく、夏は冷たい。井戸の特徴そのままです。18度前後ではないかと思います。やはり井戸の水は湧き水のようです。しかもこんこんと湧き出ています。

井戸の場所は、半蔵門よりは低いものの、大手町や北の丸からするとやや高く、深く掘られた堀と石垣に囲まれているので、こんなに冷たい水がこんこんと湧き出るのは不思議です!

時間をかけてゆっくりと滞在するのがおすすめ

二重橋周辺もおすすめ。新年一般参賀で皇居内から二重橋前を見たところ。普段は入れません

特に強いと言われるスポット2か所とおまけの井戸を紹介しましたが、皇居東御苑は全体がパワースポットと言われています。

最近はサウナで「ととのう」人が多いようですが、サウナが苦手な私は皇居東御苑でととのえます。

ゆっくりと時間をかけて散策するのがおすすめです。

出入口は大手門・平川門・北詰橋門の3カ所

大手門

皇居東御苑の出入り口は3つあります。大手門、平川門、北詰橋門です。

どこから入ってどこから出ても構いませんが、今回は大手門から入って北詰橋門から出てみました。

平川門は江戸城内で罪人や死人が出た際に場外へと運び出す門だったということで出るときに使わないほうがいいという考え方もあるようなので気になる人は避けたほうがいいでしょう。(私は思いっきり気になります)

平川門。毎日新聞社の前にある

平川門

大手門は諸大名が登城するときに使われた門です。大名になったような気持ちで臨みましょう。(個人的な趣味です)

門に入るとき、警察官による簡単な手荷物検査、場合によってはボディーチェックがありますのでそのつもりで。危険物はもちろんのこと、アルコール類も持ち込み禁止です。

無事チェックが済みましたら進みます。

大手門は戦後再現されたものですが、日本有数の規模を誇る城郭にふさわしく、質素ながらも堅牢な装いです。

紙一枚でさえ入るすき間もない石垣も圧巻です。機械動力のない時代に造られたものとは考えられません。

大手門を離れると受付があります。ここで入場券を手渡されます。退出する門で返却するので紛失しないように大事に持っておきましょう。

今まで、紛失したことはないので詳しくは分かりませんが、無くしたとなると身分証明書提出を求められたり、どの門から何時何分に入ったのか、訪問の動機など厳しく詮索されるなど大変な目に遭いそうだなという予感は容易にできます。笑

入場券を受け取り進むとすぐに三の丸尚蔵館が見えます。

帰りは別の門から出る予定の人は先に見学しておきましょう。

三の丸尚蔵館

皇室に受け継がれてきた美術品などを展示する博物館です。日本美術史に燦然と輝くビッグネームの超一級品がズラリと並んで何と無料です。

展示品は期間によって入れ替わり、展示室自体は大きくはありません。さらっと見られますので行かなきゃもったいない!

(注)三の丸尚蔵館は現在、新施設への移行準備のため休館中です。新施設の開館は令和5年秋の予定だそうです。

百人番所

三の丸尚蔵館を過ぎ、そのまま道なりに進むと、同心番所、百人番所、大番所などがあります。

宮内庁前あたりから見た富士見櫓。普段は入れない場所です。乾通一般公開のときに撮影

さらに昭和天皇のご発意によって造成された二の丸雑木林、香淳皇后のご還暦を祝って建てられた音楽堂である桃華楽堂、石垣の上に建てられた富士見櫓など、見どころや気持ちのいい散策路もあります。

皇居東御苑まとめ

蓮池堀。普段は入れない場所です。左の石垣上が皇居東御苑、右が皇居側。

東京随一のパワースポットです。緑多く都心のオアシスのような場所です。

私も若いころから時々、そして数年ぶりに、そして頻繁にと、幾度となく訪れるお気に入りのスポットです。訪れるスパンは変われどもいつ行っても力がみなぎるような気持ちになります。

皇居東御苑に行けば全てがよくなるわけではないでしょうが、うまく活用して心身ともにととのえるのにとてもいい場所です。

皇居東御苑汐見坂

築城当時は海を見渡せたという汐見坂

皇居東御苑のほか、皇居内には、皇居一般参観や乾通一般公開、そして、年始や天皇誕生日に行われる一般参賀などで入ることができます。

年始の一般参賀に行ったことがありますが、本当にすてきな空間、時間を体験することができます。

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皇居東御苑

入園料:無料

期間 公開時間
3月1日~4月14日 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
4月15日~8月末日 午前9時~午後6時(入園は午後5時30分まで)
9月1日~9月末日 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
10月1日~10月末日 午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで)
11月1日~2月末日 午前9時~午後4時(入園は午後3時30分まで)

 

三の丸尚蔵館

入館料:無料

(注)三の丸尚蔵館は現在、新施設への移行準備のため休館中。新施設の開館は令和5年秋の予定。

期間 開館時間
3月1日~4月14日 午前9時~午後4時45分(入館は午後4時30分まで)
4月15日~8月末日 午前9時~午後5時45分(入館は午後5時30分まで)
9月1日~9月末日 午前9時~午後4時45分(入館は午後4時30分まで)
10月1日~10月末日 午前9時~午後4時15分(入館は午後4時まで)
11月1日~2月末日 午前9時~午後3時45分(入館は午後3時30分まで)

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