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【御山神社】厳島神社の奥宮は天空の神社|宮島一のパワースポット!

宮島の御山神社

御山神社です。「みやま」と読みます。

鎮座するのは、厳島神社、日本三景で知られる宮島(厳島)の最高峰弥山(みせん)の山頂付近標高450m。御山神社に参拝するには、宮島までフェリーで渡り、さらにロープウェイを経て、登山ルートを1時間近く歩いていかなければならないので容易ではありません。

世界遺産の宮島原生林に囲まれ、圧倒的な存在感をもちながらもひっそりと鎮座する、パワースポットハンター(造語です)が一目置く、ご神気あふれる神社です。

チャンスがあれば、ぜひ参拝をおすすめします!

昭和天皇が皇太子時代に御参拝

御山神社の鳥居前から撮った風景

鳥居前から撮った風景。あまり奥には行かないようにしましょう。 写真ではわかりにくいですが、かなりの下り坂になっています!

天空の神社と言われるだけあって御山神社からの景色はまるで空に浮いているかのようです。

弥山の頂上近く、巨大な岩が山から大きくせり出した上に建てられています。

鳥居の下から見下ろすと、足元から続く巨大な岩の先は見えません。近寄ってはいけませんよ。柵も手すりも、人の踏み跡さえもありません。

「行くなら自己責任で……」とも言えません。転がり落ちていくであろうその先は見えないのです。私は足がすくみました……。

※下の地図を拡大していってみてください。画像はあまりよくありませんが、とんでもない場所であることがわかります。

鳥居の横には、昭和天皇が皇太子時代に参拝された石碑が建てられています。大正15年5月27日と刻まれています。あと7か月で昭和にかわろうとしているときでした。

御山神社前に立つ昭和天皇が皇太子時代に参拝された記念碑

鳥居前に立つ昭和天皇が皇太子時代に参拝されたときの石碑

弥山登山は海抜0mからの登山です。当時の皇太子殿下が大変な思いをして山を登られ、御山神社に参拝をされる。ただ登山を楽しまれるだけであったらもっとほかの山を選択されてもよさそうなものです。

このことからしても御山神社には特別な何かがあるのではないかと思います。

参拝しなければわからない、参拝すればわかるご神気、特別感、神秘さを感じるはずです。

ご祭神は厳島神社と同じ宗像三女神

「品」の字に並ぶ御山神社の本殿

「品」の字に並ぶ本殿。左から田心姫命、市杵島姫命、多岐津姫命

鳥居をくぐり石段を登って、さらに神門をくぐると両側と正面奥に3棟の本殿があります。

正面奥が市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、左側が田心姫命(たごりひめのみこと)、右側が多岐津姫命(たぎつひめのみこと)をお祀りしています。

厳島神社と同じ宗像三女神です。

ちょうど「品」の字に並んでいます。品字、宗像三女神のシナジー効果ですね。

社殿はいずれも一間社流造。檜皮葺の屋根と丹塗りの社殿が山奥深くのわずかな平地に寄り添うように建つ姿はとても美しいものです。

ただ、ほんとうに狭いので全体を一望できる写真は撮れません。

まずは右側の多岐津姫命から、そして田心姫命、それから市杵島姫命をお参りしました。

社務所はなく、常駐の神職の方もいらっしゃいません。もちろん御朱印もありませんよ。

しかし! 参拝後もしばし境内にたたずみ、鳥居の前で腰を下ろすなどしてくつろぎましたが、ほんとうに心地のよい、力がみなぎるような空間です。聞きしにまさる神社です。宮島一のパワースポットと言えましょう。

鳥居から石段上を望む

私が訪れた8月は夏休みということもあって、厳島神社は数え切れない人、人、人、ロープウェイもひっきりなし、弥山山頂も100人は軽く超える人たちがいましたが、それでも私が御山神社に滞在した小一時間の間に参拝に来たのは親子3人の1組だけでした。

参拝客でにぎわう厳島神社

穴場という言葉は不適切かもしれませんが穴場です!

御山神社の歴史

三鬼堂

弥山登山の途中にある三鬼堂。御山神社から移された三鬼大権現が祀られている。手前には霊火堂、弥山本堂がある

創建は厳島神社と時期をほぼ同じくします。厳島神社の奥宮として平清盛が創建しました。

厳島神社と同様、宗像三女神が祀られていますが、もともとは三鬼大権現が祀られていました。

三鬼大権現
追帳鬼神(ついちょうきしん):「福徳」の徳を司る鬼神で、大日如来を本地仏とする

時眉鬼神(じびきしん):「知恵」の徳を司る鬼神で、虚空蔵菩薩を本地仏とする

魔羅鬼神(まらきしん):「降伏」の徳を司る鬼神で、不動明王を本地仏とする

Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/三鬼大権現

弥山は弘法大師空海が大同元年(806年)に開いた山です。空海が遣唐使としての役目を果たし帰国、京都へ向かう途中、宮島、弥山に立ち寄ったのです。

空海が唐より持ち帰った密教と山岳信仰と結びつき修験道となり、御山神社には、三鬼大権現が祀られるようになったというものです。

その後、明治の神仏分離令により、弥山頂上直下の弥山本堂の境内に三鬼堂が建てられ、三鬼大権現はここで祀られるようになりました。

三鬼大権現は初代総理大臣の伊藤博文も篤く信仰し、三鬼大権現を祀る厳島神社近くにある真言宗大聖院にもたびたび参拝したようです。

「福徳」「知恵」「降伏」のキーワード。どう結び付ければ人生に活かせるのか。私にはいくら考えてもこじつけばかりでスマートな答えは出てきませんが、しっかりと心に刻み、時折思い返したいと思います。

何度も宮島を訪れた伊藤博文。そこで出た言葉が「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」。

弥山登山道は伊藤博文が「このすばらしさは世に知らしめるのがよい」ということで寄付により設けたもの。太っ腹です。

弥山にある船岩

弥山山頂から御山神社に向かう道にある船岩

何度も訪れるほどのご利益、力を感じていたんでしょうね。

ちなみに伊藤博文ゆかりの宮島名物があります。「もみじ饅頭」です。

ふもとにある紅葉谷の茶屋に訪れた伊藤博文。お茶を差し出す美しい少女の手を見て「何とかわいらしい。食べてしまいたいほどじゃ」と言ったそうです。この言葉をヒントに饅頭屋が作ったのが「もみじ饅頭」。

まだまだセクハラの概念のない時代の話です。


御山神社まとめ

御山神社入り口の鳥居

御山神社への分岐から見える鳥居。ここから御山神社へは5分ほど

御山神社へは紅葉谷から宮島ロープウェイを利用して獅子岩駅まで行き、そこからは山道を歩く登山となります。弥山頂上までの道の途中である弥山本堂からは15分ほどの道のりです。

詳しくは弥山登山について書いたこちらの記事をごらんいただければと思います。

登山道が整備されているとはいえ山道です。十分に注意し、体調がすぐれないときはおすすめできません。また、いくら元気があるといっても登山経験のない方は、ロープウェイを使わない登山ルートはおすすめできません。弥山登山は海抜0mからの登山です。かなりの難コースですので軽い気持ちでの登山は絶対にやめましょう。

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