成田市台方の麻賀多神社です。印旛郡市にある麻賀多神社18社の総本社です。
この地方に18社もあるのだから全国にもあるのかというとそうではなく、この一帯だけにある神社なのだそうです。これだけで特別感がある!かな?
創建は定かではありませんが、この地に宮居を定めたのが推古天皇16年、西暦608年というから、もう1400年の歴史です。平安時代の延喜式には国幣社・麻賀多神社と記されている延喜式内社です。
近年、パワースポットとしても人気なようで、遠方からも参拝に訪れる方が多くいます。御多分に漏れず僕も参拝に行きました。
東日本一の大杉を有する社叢に感嘆
麻賀多神社の境内に入るとまず社叢の立派さに驚きます。名だたる大神社にも引けをとらないほどの巨木がわんさか立っているのです。
パワースポットに行くと、体がビリビリするとか、頭痛がするとか、はたまた神様が体に降りてきたと、物の本、またはブログで拝見いたしますが、僕はそんなスピリチュアルな体ではないので普段はそんなことは感じません。
でもでもです! この神社は尋常ならぬ雰囲気を感じます。ビリビリしたとは言いませんよ。でも胸がサワサワとはしましたよ。
社叢が巨大な一つの生命体で、その体内に入り込んだように感じます。だれかに見られているような感じがして上を見上げると、体の器官に取り込まれたような気もします。
この巨木群の総大将が1300年以上もの樹齢を誇る大杉です。東日本一の大杉として有名で千葉県の天然記念物にも指定されています。
幹回り9mというから、大人が5人手をつないで囲めるくらいでしょうか。高さは40m。10階建てのビルくらいです。下から見上げても一番上は見えません。グレイト過ぎます。
ご神木でもあります。手を当ててパワーを直接いただきたい!という気持ちもわからないでもありませんが、柵が設けられているので届きません。あしからず。
そもそもご神木や社殿に触れてパワーをいただくというのは神様に失礼です。その空間に身を置くことでお力をお分けいただくようにしましょう。
「日月神示」の生まれた神社
ここはかの有名な「日月神示」が下ろされた場所として知られます。
日月神示(ひつきしんじ、ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明に「国常立尊」(別名、国之常立神)と呼ばれている高級神霊よる神示を自動書記によって記述したとされる文書である。(Wikipediaより)
「神事を自動書記」って、もう何だかスゴ過ぎますね。「日月神事」、とても興味があるのですが、難解を極める文書のようであり、とてもまだまだ手が出せそうにありません。老後の楽しみにとっておきたいと思います。
この日は残念ながら行けなかったのですが、ここの1kmほど北に奥宮もあります。これまた特別感満載のパワースポットと呼ばれる神社です。いつか参拝したいと思います。
最後に注意事項を。麻賀多神社は、宮司さんが常駐している神社ではないので、御朱印を希望される方は参拝する日を選ばなければいけません。1日と15日が社務所の開いている日だそうですよ。