広島のおみやげと言えば「もみじまんじゅう」。定番中の定番。間違いなしです。
誰もが知っていて、安定のおいしさ、ですよね。
でも、初めての広島みやげなら「もみじまんじゅう」は欠かせませんが、何度目かとなるとちょっと趣向を変えたい。
ほんのちょっとおしゃれなおみやげを。そんなときにおすすめの広島みやげをご紹介します。
「新・平家物語」です!
小箱がそのまま紙の受け皿になっておしゃれ
もみじまんじゅうの老舗でもある「にしき堂」の銘菓です。
広島では古くからテレビCMもやっていて、CMのメロディーを口ずさめる人は多いと思います。
まずはビジュアルから愛でます。
包装紙は藍色の包装紙に「平家物語」の文字がそのままデザイン、印刷されていて高級感が漂います。
包装紙を剥がして現れる箱はちょっと固めです。
広島の中流家庭の多くでは、この箱は整理し切れない写真を入れたり、使い終わった貯金通帳などを入れる箱に使われたり、あるいは子どもの宝物入れに使われてきました。
広島の人たちの心に「新・平家物語」が残っているのは、この箱がいつでも家のどこかに残っているからなのかもしれません。
そして肝心の中身。
「新・平家物語」はおしゃれなクラフト紙で折られた小箱に小分けされています。
会社の部署内で配るのに最適です。おしゃれで(そこそこの)存在感もあります。
広げると、何と、おしゃれな折り紙の受け皿になります!
もちろんお菓子の味も言うことなし、折り紙付きです。
最近問題にされている過剰包装と言えなくもないでしょうが広島の人は誰も問題にしません。
「新・平家物語」への愛情が強いのでしょうね。
赤小豆あんは平家、白小豆あんは源氏
小箱の中には2つ入っています。
バター風味のバームクーヘン生地の中に赤小豆、白小豆あんの2種類です。
バームクーヘン生地の幾重もの層は十二単をあらわします。
そして、赤小豆あんは平氏を、白小豆あんは源氏をあらわしています。この2つを1つの小箱に入れることによって「平和」を意味するのです。
広島らしいお菓子じゃないですか!
さらに、小箱は平氏を象徴するアゲハチョウ、瀬戸内を意味する千鳥があしらわれています。
会社やご近所では、面倒くさがられない程度に説明して配ってあげると喜ばれそうですね。
「新・平家物語」まとめ
名前は吉川英治著の『新・平家物語』からいただいたものです。そのまんまです。
そのまんま名前をいただいたというだけあって、Googleで検索してもお菓子の「新・平家物語」は1ページ目には出てきません。
Googleの1ページ目は吉川英治の『新・平家物語』と昭和52年に放送されていたというNHKの大河ドラマ『新・平家物語』ばかりです。
検索するときは、「新・平家物語 広島」とか「新・平家物語 お菓子」とする必要があります。
広島行きの際は、ぜひ心の片隅にでもちょっと留めておいてくださいね。
「新・平家物語」は市内デパート、広島駅や広島空港でも買えますよ。
4小箱入り 580円 6小箱入り 840円
9小箱入り 1250円 12小箱入り 1650円
15小箱入り 2000円 18小箱入り 2450円
24小箱入り 3250円 30小箱入り 4050円
にしき堂オンラインショップ:https://www.nisikido.net/product/2/19
東京では、銀座の広島県アンテナショップ「tau」で買えます!