せんじがらってご存じですか。
豚のホルモン(ガツ、胃袋)を一口サイズに切ったものをカラッカラに水分がなくなるまで油で素揚げにし、塩などで味付けした広島発祥のスーパーおつまみです。
せんじ揚げ、せんじ肉とも言いますが、広島人に通りがいいのは、せんじがら。私も子どものころからせんじがらと言ってました。
おつまみ、おやつに最適と、最近テレビでもたまに紹介されているようですが、ここ最近できたものではありません。始まりは戦後の広島市内。新鮮な材料が手に入りやすかった食肉処理場近くのお肉屋さんが売り出したものです。
とにかく固いけど、噛めば噛むほどうまくなる!
1つ取り出しお口の中にポイッ。固いです。弾力のある固さです。
噛み切るなんてできませんよ。塩味は感じるものの肉の旨味はまだまだ感じません。奥歯で潰すように慎重に噛んでいきます。
10回やそこら噛んだくらいじゃまだまだです。やがて口の中でふやけ出し、噛んでほぐれてくると旨味が口の中に広がり出します。もうあとは噛めば噛むほどうまくなります。
もともとホルモンからラードにするための脂をすっかり出し切ったもの。なので煎じたもののガラなのでしょう。要は、鶏ガラのガラ、天かすのかす、豆腐で言えばおからみたいなものなのかもしれません。
広島のB級グルメ、いやいやガラ、かすなのでC級グルメと言ったほうがいいのかもしれません。でも、味はエクセレントですよ!
子どものおやつ、そしてダイエット中のおやつにも
子どもも喜んで食べる味です。いつまでも黙って口をもぐもぐさせています。そう、子どもを少しおとなしくさせるのにもおすすめです。笑
ただし、小さなお子さんには少し大きめで固いので、小学生くらいからにしたほうがよさそうです。よく噛まずに飲み込んだら大変です。
私の中学生の次男と小学生の三男は喜んで食べています。ただし、やはりホルモンはホルモン。苦手な人はホルモンと聞くだけでだめかもしれません。高校生の長男は口にも入れてくれません。笑
あと、どうひいき目に見たって美しくないですよね。インスタ映えもナニ映えもしません。ホルモンでこの見た目だと、若き乙女なんかはドン引きする人だっているでしょうね。
写真にあるウエダの「コリコリホルモン せんじ揚げ」の栄養成分表示には、カロリーは80gで287kcalとあります。
決して低カロリーというほどではないでしょうが、しっかりと噛み続けて食べるし、旨味もたっぷりなので5、6粒も食べれば少しおなかは満たされます。
なので、ダイエット中の空腹をまぎらわせるのにもうってつけ!かもですよ。5、6粒で手を止められる自制心があればですが。1袋に40~50粒は入っています。
銀座の広島県アンテナショップ「tau」で販売
私は広島県のアンテナショップ「tau」で買っています。「tau」とは、広島弁で「とどく」の意味。
手がたう、足がたわん、のように使います。この「tau」という店名の命名は広島出身の一流芸能人、有吉弘行さん。さすがです👍
広島県の特産品はもちろん、広島人の魂、カープのグッズも売ってますよ!
「tau」は銀座1丁目にあります。私はせんじがらを切らさないように、こまめに通っています。
まとめ
広島旅行の際にはぜひお試しください。
もちろん、広島市内では、コンビニなどでフツーに買えます。
最近では、東京でもローソンストア100で少量タイプが売られていますよ。もちろん別のメーカーさんになりますが、1袋17g入りで100円(消費税別)です。まずはここから試してみるのもいいかも。
お好み焼き、汁なし担々麺、もみじ饅頭。ちょっと知られた広島名物はいろいろありますが、せんじがら(せんじ揚げ、せんじ肉)、ぜひぜひお試しいただきたいC級な逸品です。