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神社への参拝は月初めのおついたち参り(お朔日参り)が大切!

東京都世田谷区の北澤八幡神社

東京都世田谷区の北澤八幡神社

あけましておめでとうございます。
もう初詣でには行かれましたか? 私は元日に近所の氏神様へ行ってきましたよ。
普段、神様に手を合わすことのない人でも正月だけは神社にお参りします。日本人のとてもいい習慣ですよね。
でもでも、初詣だけなんてもったいなさ過ぎる!

月初めの1日に参拝する「おついたち参り」がおすすめです!

「ついたち」とは言うまでもなく月の始まり1日のこと。その1日に神社へお参りに行くというものです。

1日に神社に行ってみるとわかりますが、いつもより明らかに参拝者が多いですよ。

お朔日参りとも書きます。朔日とは新月の日のこと。

明治時代、西洋にならって現在の太陽暦が使われるまで日本は月の満ち欠けを見てつくられる太陰暦を使っていました。

その太陰暦で1日が新月に当たります。つまり、本来は新月の日にお参りするのが、おついたち参りです。新月とは月齢0の日、真っ暗な日ですね。そして満月に向かって徐々に月は大きくなっていく。ゼロから始まる日、物事の始まりととらえてお参りするのに良い日とされたんでしょうね。

太陽暦では月の満ち欠けとの関係性はありませんから1日が新月というわけではありませんが、月の始まり1日をおついたち参りとして受け継がれています。

昼間に見える月
初詣でも言ってみれば、おついたち参りの一つと言えますが、初詣では、やはり月の初めというより年の初めという意味合いが大きいのは当然ですよね。

みんなが去年一年への感謝をし、新たな年の無病息災、家内安全、合格祈願などをします。私も少し欲張り気味にお願いしてしまいます。

初詣でを月単位で考えてみるのがおついたち参りとしたほうがわかりやすいかもしれませんね。前の月をいろいろと大変なことはあったにしても無事に過ごさせていただいた感謝を申し上げる、そして、少しのお願い事……かな。

大事なのは「感謝」の気持ち お願い事はその次に!

一番大事なのは「感謝」ですよ、神様への「ありがとうございます」という気持ちと言葉。

もう10年も前のことになりますが、氏神様へおついたち参りに行ってみると、よく存じ上げている近所のお寺のご住職が作務衣姿で参拝されていました。

そして、ごあいさつもそこそこに「お寺さんも神社に参拝なさるんですね」と思ったままのことを話しかけてしまいました。(こういうところを直さねば……)

すると、氏神様はとても大切、1日と15日は必ず参拝されているとのこと。お坊さんが神社にお参りするなんて思いもしませんでした。(汗)

そうそう、1日のお参りと同様に、もともと太陰暦では満月であった15日のお参りも大切にされていますよ。

日にちではなく、古式にのっとって新月の日と満月の日に参拝するのもいいかもしれませんね。

月の満ち欠けに関係があるといっても、参拝は夕刻前までに、できれば午前中がいいと言われていますよ。

おついたち参りは願い事が叶いやすい?

おついたち参りは、神社への参拝でもとても大切な参拝とされています。

そう言うと、気になるところは、おついたち参りのご利益、効果。何か願いがかないやすいのではとか、特別な力があるんじゃないかとか思いがちですが(私も昔はちょっと期待していました)、そうではないと思っておきましょう!

あくまでも「大切な日」。感謝を申し上げるのにとても区切りのいい、最適な日と思うのがいいのではないでしょうか。

神様だって、1年に一度だけ参拝に来る人より、大切な日に毎月参拝に来る人のことをよく見てくれているような気がしませんか。(笑)


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