出雲大社です。
通称「いずもたいしゃ」ですが、正しくは「いずもおおやしろ」と言います。
言わずと知れた伊勢神宮と並び称されるトップ・オブ・トップ、双璧をなす二大巨塔の神社と言って過言ではありません。
御祭神は大国主大神。
一生に一度は参拝したい神社。
参拝してよかった神社。
縁結びは恋愛と結婚だけじゃない!
出雲大社といえば、縁結びにとてもご利益のある神社として有名です。
神無月と呼ばれる10月、日本中の神様はここ出雲大社に集まり、神議(かむはかり)と言われる善男善女の縁談を協議すると言われています。
この神議を主宰するのが出雲大社の主祭神、大国主大神なのです。
ご利益どころか日本の縁を司る最高責任神、神の世界のCEOと言っていいかもしれません。
全国の神様が集まって神議する月、出雲では逆に「神在月(かみありづき)」と呼ばれます。
なので、全国の神様は神在月には、ご本殿を囲む瑞垣(みずがき)の左右両側にある十九社にいらっしゃいます。
神在月には、十九社にも自分の住所と名前を申し上げてから参拝しましょう。
住所と名前をお伝えすることによって、十九社におわす氏神様、産土神様が「おー、来たか。きょうは何の頼み事じゃ」となるわけなのです。
神在月でないときは? 全国の神社の遥拝所でもあるので、やはり住所と名前を申し上げたほうがいいかもしれませんね。
出雲大社の縁結びは結婚、恋愛だけではありませんよ。
仕事のパートナー、良き師、あるいは良き上司、良き部下などなど。人生のあらゆる良き出会い、良き縁結びを授けてくれます。
なので、仕事に邁進するおじさんこそ参拝すべき神社でもあります。
日本一だらけの出雲大社
出雲大社は日本一をいくつも持っている神社なんです。
この圧倒的な日本一がよりありがたさ感を増してくれます!
日本一の御本殿
雲太(うんた)、和二(わに)、京三(きょうさん)。
平安時代の子ども向けの教養書『口遊』(くちずさみ)で伝えられていた日本の大きな建物ベスト3です。
雲太とは出雲大社のこと。出雲太郎の略です。長男だから太郎です。
和二は大和二郎。大和の国の東大寺大仏殿。次男です。
京三は京三郎。京の大極殿が三男です。
現在のご本殿は高さ約24m。延享元年(1744年)に造営されたものです。神社としては日本一の高さです。
しかし、『口遊』に詠われていた平安時代は何と48m以上の高さがあったと言われています。
東大寺大仏殿の高さは約49m。それより高かったのですからね。
さらにさらに、太古の時代、本殿の高さはさらに倍の約96mあったと言われています。
だれもが神話の中でのお話と思うのが自然です。
ところが、その決定的証拠とされているのが、平成12年に発掘されたうず柱。
鎌倉時代初期のものと推測されるもので、直径1.4mもの巨大な柱を3本束ねて作られた柱の跡が複数発掘されたのです。
昔も今も文句なしの日本一の高さを誇るご本殿です。
日本一巨大なしめ縄
神楽殿に吊り下げられた巨大なしめ縄。
もう見るだけでわかります。日本一です。
長さ13.5m、重さ4.5t。大きさだけではなく、何とこの大しめ縄の形の美しいこと!
房の部分に硬貨を投げつけて差し込む人がいますが、ちゃんとお賽銭箱に入れましょうね!
日本一の国旗
意外と知られていないのが、日本一の国旗、日の丸です。
神楽殿の前に設置された高さ47mの国旗掲揚台に掲げられています。
国旗の大きさは9m×13.6m、75畳分の広さがあります。
伊勢神宮内宮の宇治橋から見える日の丸。こちらも大きくて立派ですよね。
しかし、比べてみるとその差は歴然。内宮の国旗は2.8m×4.3m。面積にして何と約10倍も出雲大社のほうが大きいのです。
大人と子どもの差どころか、大人と赤ちゃんの差です。
なので、出雲大社の国旗はちょっとやそっとの風でははためきません。
日の丸がきれいに写る写真を撮るのは至難の技です。
上の写真だってしばらくの間、シャッターチャンスを狙って、ようやく撮った写真です。
出雲大社まとめ
広島で生まれ、広島で育った私は今まで何度か参拝することができました。
何度お参りしても特別感のある神社です。
全国に8万社はあろうという神社。格式、社殿の荘厳さ、歴史。どれをとっても間違いなく十指には入るスペシャルな神社です。
結婚、恋愛、そして人生における良縁を望む方はぜひ参拝してみてください!