ハゼやテナガエビを狙っていて、外道として釣れるヌマチチブ。必ずと言っていいほど釣れてしまいます。
小さいくせにアタリははっきりと出るので楽しませてくれるのですが、ハゼやテナガエビと違って、いまひとつ食欲が湧かない風貌なので、針から外すとそのまま川へリリース。
いわば招かざる客です。
このヌマチチブ、名前の由来がちょっとおもしろいんです。
そして、上皇さまの研究対象の魚だと知ってましたか?
チチブとは子どものおチ〇チ〇のこと
ヌマチチブの名前の由来。結論から言います。
チチブとは子どものおチンチンのことなんだそうです。
なるほど、形からすると納得もできますが、随分ストレートな名前ですね。
地方によっては、チンカブリとか、うら若き乙女たちはとても口にできないような名前になっているそうですよ。
川で釣りをするとよく見かけるヌマチチブ。ちょっと親しみが湧きますよね。
チチブ類の分類に活躍された上皇さま
このちょっと変わった名前で愛らしいヌマチチブを専門にご研究されていた方がいらっしゃいます。
上皇さまです。
上皇さまはご公務に大変お忙しい中、魚類の研究を精力的に進めてこられました。
以前はチチブとヌマチチブは区別されていなかったのですが、上皇さまが皇太子であられたとき、泳ぎ方の違いにお気付きになり、レントゲン写真を撮るなどして浮き袋の違いを発見なさり、別種の魚ということになったんです。
すごい!
そして、上皇さまが天皇であられた平成30年、何と、市販の魚図鑑にこのヌマチチブ、チチブなどのページを執筆なさったんです!
ほら、執筆者名のところには「明仁」のお名前が!
釣り好きの方には必携の書ですね! 544ページの大書です。
リンク
7452円。さすが図鑑です。
まとめ
ヌマチチブは専門に狙って釣りをする人はいないでしょうが、ハゼやテナガエビを釣っていると必ずといっていいほど釣れる魚です。
名前の由来と上皇さまの研究対象だということを知ると少し親しみが湧きませんでしたか。私は少しかわいらしく感じるようになりました。笑
釣れたら、「何だ、ヌマチチブか」と言ってしまわず、やさしく針から外し、いとおしみ、そっと川へ返してあげましょう。