子どもさんに読み聞かせをしていますか。
お風呂に入って、歯みがきも終わって、パジャマに着替えて、布団に入って、いつ寝てもいいように準備万端にして読み聞かせをしていますか。
僕も読み聞かせしていましたよ!
読み聞かせをするパパ、ママのほうが寝落ちするなんてこともよくありますよね。
「きょうはどの本を読む?」と子どもに選んで持ってこさせるのもいいけど、そろそろ絵本からもう少しグレードアップしたいななんて思うことはありませんか?
そこで僕のおすすめの本があります! 佐藤さとるの『だれも知らない小さな国』です。
ご存じの方も多いのではないでしょうか。
そう! だれもが知っている小さな小さなコロボックルのお話です。
『だれも知らない小さな国』のあらすじ
<あらすじ>
夏休みのある日、小学3年生の「ぼく」は、峠向こうの小山に小さな三角平地を見つける。自分だけの宝物の場所として気に入って通うことになる。だが、この山は地元の人から鬼門山と呼ばれ、近寄る人はひどい目に遭うというのでたたりのある山として人々が近寄らなくなったというのだ。
あるとき、蕗取りに来ていたおばあさんからこの山に伝わる小さな小さな小人「こぼしさま」の話を聞く。
そして、ある日、小山で出会った女の子が小川に流した赤い靴の中に「こぼしさま」を見る。
月日が経ち、大人になったぼくは、自分だけに姿をみせてくれるようになったこぼしさま(コロボックル)たちと、自分だちのための国をつくろうとする……。
導入部分での「ぼく」だけの秘密の場所を見つけるところで、もう子どもたちは物語に引き込まれているはずです。(笑)そして30ページも読み進めないうちに女の子との出会い、そして小川に流れてしまった赤い靴の中にいるコロボックル……。
この本を読んでもう40年にもなろうとしているのに、初めて読んだ感動を自分の頭の中で映し出した当時の映像として思い出します。
高学年向けの本だけど低学年も引き込まれるコロボックルの世界
対象は「高学年向け」となっています。でも、読み聞かせなら小学1年生でも大丈夫、幼稚園年長さんだって大丈夫だと思いますよ。
うちの息子3人とも読み聞かせをしましたよ。長男と三男は、続編である『豆つぶほどの小さないぬ』『星からおちた小さな人』『ふしぎな目をした男の子』まで全部読みました。(次男は『でんぢゃらすじーさん』のほうがお気に入りでした……)
低学年でも十分にお話のストーリーが理解でき、情景が浮かんでいるようです。目をぱっちりと開いて話を聞いている姿を今でもよく思い出します。
僕がこの本を知ったのは小学6年生のとき。当時、担任の先生が、あまりにも読書をしない子が多いことを嘆き、一日の終わりの会のとき、10分ほどの時間を割いて毎日『だれも知らない小さな国』を少しずつ読み聞かせしてくれたのです。
小学6年生にですよ!
担任の先生の危機感がしのばれます。
先生の作戦は当たりました。クラスのだれもがこの読み聞かせにくぎ付けになり、待ち切れずに自分で本を買って読む者まで現れました。
僕もそうでした。初めて自分で買った(買ってもらった?)物語の本でした。今思えば、この本のおかげで本を読む楽しさを知ったのではないかなと思います。
長男も本好きな高校生に育っていますよ。次男はゲームと漫画に夢中ですが、感受性の高い子に育ってくれています。(笑)3年生の三男も自分で本を読む習慣がついてくれることを願っています。
読み応えも十分! 読み聞かせだと1カ月はかかりますよ~
僕の持っている文庫本で270ページほどです。1日大体読み進めるのは10ページくらいだと思います。
もちろんもっと読んでとせがまれて多く読む日もあるだろうし、疲れてあっという間に寝てしまうことだってあるでしょうしね。
時には何日かあいてしまっても大丈夫。子どもって覚えているんですよね。
読み始める前に「お話、どこまでだっけ?」と聞くと覚えているんですね。子どもの記憶力はすごいですよ。
そんなこんなで1冊読むのに1カ月はかかると思います。
そしてさらに! 続編として『豆つぶほどの小さないぬ』『星からおちた小さないぬ』『ふしぎな目をした男の子』があります。これだけあれば半年はコロボックル漬け間違いなし。きっと本好きな子どもに育ってくれると思いますよ。
アマゾンのカスタマーレビューでも☆5つが90%以上。もう間違いなし。児童文学の金字塔です。