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【首かけイチョウ】日比谷公園のパワーツリーで運気上昇

首かけイチョウです。東京のど真ん中、皇居のすぐお隣の日比谷公園にそびえたつイチョウの巨木です。

 

「くびかけ」と音で聞くと「首掛け」と想像してしまいますよね。生首を掛けてた?

 

いえいえ、漢字で書くと「首賭けイチョウ」となります。

 

どちらにしてもあまり美しい響きのする言葉ではないかもしれません。

 

しかし、この樹齢500年にもなろうとするイチョウの巨木。

 

運気上昇に「効く」パワースポットとして知られ、出世への野心を抱くサラリーマンたちが訪れる場所なんです。

 

幹回り約6.5mのパワーツリー

日本で最初の西洋式の都市型公園、日比谷公園。首都東京のど真ん中、皇居のすぐお隣にあります。

 

日比谷公会堂や日比谷野外音楽堂など、日本の近現代史、音楽史にたびたび登場する歴史的にして現役の建物を有します。

 

周囲は中央官庁や大企業のビル群が建ち並び、帝国ホテルもすぐお隣に建つ日本の中枢、都会中の都会です。ニューヨークのセントラルパークみたいな位置付けかもしれません。

 

平日の昼休みには、シュッとしたスーツ姿のサラリーマンや公務員、ステキなOLの方々、そして私のような、ちょっとさえないサラリーマンもくつろぎにやってきます。

首かけイチョウは、その一角、明治36年創業の老舗中の老舗レストラン松本楼のすぐ隣にそびえ立ちます。

 

幹周り約6.5m、高さ約20m。周囲の木々に比べると一回りも二周りも巨大です。

 

このイチョウの巨木が運気上昇のご利益があるとして知られているのです。

 

そもそも日比谷公園自体が「いい気」が満ちているパワースポットとして知られますが、その中でよりパワーを感じると言われている、パワースポットというよりパワーツリーなんです。

 

なぜ首かけイチョウと呼ばれるのか

首かけイチョウの前に設置されている説明書きには次のように書かれています。

この大イチョウは、日比谷公園開設までは、日比谷見附(現在の日比谷交差点脇)にあったものです。

明治32年頃、道路拡張の為、この大イチョウが伐採されようとしているのを見て驚いた、日比谷公園生みの親、本多静六博士が東京市参事会の星亨議長に面会を求め、博士の進言により移植されました。

移植不可能とされていたものを、博士が「首をかけても移植させる」と言って実行された木なので、この呼び名があります。

ちょっとわかりにくいですね。

 

首かけイチョウ。もともとは300mほど北東側、皇居のお堀横の日比谷交差点脇に根を張っていました。

 

文明開化の流れの中、現在の帝国ホテルがある場所には鹿鳴館が建てられ、西洋化が進められていました。

 

現在の日比谷公園は、その鹿鳴館の真ん前。江戸時代は大名屋敷が建ち並んでいた場所です。

 

明治の御代となってからは大名屋敷は取り壊され、陸軍練兵場として使われていました。この陸軍練兵場が青山に移転することになり、このぽっかりとあいた広大な土地に日本初の西洋式公園をつくろうということになったのです。

 

公園の設計、建設の総指揮をとったのが森林学者の本多静六。明治神宮の森をつくった人としても知られています。

 

巨木を見ると自然と神性、神秘性を感じる人が多いと思います。伐採寸前までとなりながら移植されて復活した巨木のもつ幸運と、クビをかけてまでイチョウを守り抜いた本多静六の心意気を重ね合わせ、余計にあやかりたい気持ちになるんでしょうね。

 

首かけイチョウまとめ

首かけイチョウは、体中ビリビリとパワーを感じるわけではありません。笑

 

見て元気になれる木、気持ちよくなれる木、そして、ストーリーを知っていくとなおさら元気をもらえる巨木です。

 

11月下旬から見られる真っ黄色に色づいた秋の姿もステキですが、新緑に萌える春、濃い緑に生い茂る夏、さらに葉を落として立派な枝ぶりを見せる冬もおすすめです。

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