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虎ノ門の金刀比羅宮で金運アップ! 東京の真ん中でこんぴら参り

虎ノ門に鎮座する金刀比羅宮


金刀比羅宮と言えば、讃岐の国のこんぴらさんとして知られていますよね。

 

東京にもその御分祀があるんですよ。


しかも都会の真ん中、虎ノ門。中央省庁が建ち並ぶ霞が関の目と鼻の先です。

 

高層ビル直下の社殿 設計は伊東忠太

虎ノ門琴平タワー直下に鎮座する金刀比羅宮

まず、びっくりするのが鎮座する場所です。

 

桜田通り側から見ると、まるで社殿がビルの下にあるように見えます。実際のところは、社殿の上にビルが建っているわけではありませんが、参道と社務所はまるっきりビルの真下にあります。


このビルの名前は虎ノ門琴平タワー。ビルの名前まで香川県一色です。

平成16年完成の近代的な26階建て、高さ115.2の高層ビルです。おそるべし香川県。


不思議な取り合わせですが、これはこれでとてもしゃれていてステキです。


社殿もとても立派です。とても厳かな現在の社殿の建立は昭和26年(1951年)。


設計は伊東忠太です。


築地本願寺や明治神宮、平安神宮の設計者として有名です。

虎ノ門の金刀比羅宮の銅鳥居の青龍と玄武

上が東の青龍、下が北の玄武

 

もう1つ、参拝者の目をひくのが御社殿前の銅鳥居です。文政四年(1821年)に奉納されたもので、四方を守る四神の彫刻が施されています。

虎ノ門の金刀比羅宮の銅鳥居の朱雀と白虎

上が南の朱雀、下が西の白虎

 

これはスゴイです。東は青龍、西は白虎、南は朱雀、北は玄武です。ボキャブラリーの無さを疑われる表現の仕方ですが、すっげえかっこいいです。

とても江戸時代のものとは思えませんでしたが、浮世絵にしっかりと描かれていました。

国立国会図書館「錦絵でたのしむ江戸の名所」

「江戸名勝図絵」の「虎の門」、2代目歌川広重の作です。(昔は安藤広重と教わりました)

左下に銅鳥居が見えます。銅鳥居の右側の朱雀と白虎が描かれています。しかも黄色で表現されています。当時は金箔が貼られていたのでしょう。

始まりは讃岐丸亀藩の江戸藩邸の屋敷社から

虎ノ門の金刀比羅宮参道

平日の昼時には参道脇でサラリーマン向けのお店の出店があります


ご祭神は、讃岐の金刀比羅宮ともちろん同じ大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇です。

 

もともとは、江戸時代前期、讃岐丸亀藩主が讃岐の金刀比羅権現を江戸藩邸に屋敷社として勧請したもの。

 

当時の江戸庶民にとっては、金毘羅参りには行きたいけれど、簡単に行けるものではありません。庶民からの熱烈な要請に応え、毎月10日に限って邸内を開放して、参拝を許可したのだそうです。

 

粋な計らいですよね!

 

このことから今でも毎月10日には、里神楽が奉納され、境内に出店が開かれるなど賑わっています。

 

丸に金の字で金運アップのご利益あり!?

虎ノ門の金刀比羅宮拝殿

拝殿。金印だらけです

 

本家本元の讃岐のこんぴらさんは海上守護、大漁満足、五穀豊穣、殖産興業、招福除災のご利益があると言われていますが、こちら虎ノ門のこんぴらさんも同じくのご利益があるとして信仰を集めています。

 

平日であれば参拝者もひっきりなしです。

 

そして、「金運上昇」のご利益。気になりますよね。

 

でも、もう言うまでもありませんよね。至るところ「金」の字だらけです。名前がそうなのだから当然ですが、名前も大事ですよね!



 

琴平タワー22階から金刀比羅宮を望む(真下)。22階には我が広島県事務所があります。観光パンフレットを取り揃えているのはもちろんのこと、Uターン、Iターン情報も満載です

 

まとめ

虎ノ門の金刀比羅宮参道

拝殿から参道を望む。スタイリッシュ過ぎる!

 

中央官庁が至近の首都東京の真ん中の真ん中といってもいいくらいの都会の神社です。

 

平日の参拝客は、混雑することはありませんが、ひっきりなしと言ってもいいくらいです。

 

最寄りの虎ノ門駅からは徒歩3分ほどです。

 

昔から言います。一生に一度はこんぴら参り!

 

私ももちろん本家本元の讃岐のこんぴらさまへお参りに行きたいと思いますが、なかなか簡単には行けませんよね。

 

そんな思いのある方も参拝なさってはいかがでしょうか。

 

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