東京大神宮です。千代田区富士見に鎮座します。JR飯田橋駅から徒歩5分ほどです。
毎日毎日、うら若き乙女からうらさびれたおじさんまで、多くの参拝客が訪れます。
中でも若い女性たちの多いこと! おじさんを探すのが難しいくらいです。
そう、恋愛運アップ、恋愛成就のご利益を求めて若い女性たちがひっきりなしに訪れる恋愛のパワースポットとしてとっても人気の神社なのです。
しかし、東京大神宮がスゴいのはそこが一番ではありません!
伊勢神宮の遥拝殿として明治13年に創建された東京大神宮。お決めになったのは、誰あろう、明治天皇さまなのです!
明治天皇のご裁断により創建された伊勢神宮の遥拝殿
伊勢の神宮に祀られる天照大御神、豊受大神を祭神とする神社は全国に多くあります。
しかし、東京大神宮は、天照大御神直系のご子孫であられる、時の天皇陛下、明治天皇が直々にお決めになり、伊勢より勧請なさって創建された神社なのです。
当時の国民から「東京に伊勢神宮の遥拝殿を!」という声の高まりにお応えになって明治13年に実現されたもの。今の時代では、天皇陛下の御意志で神社を創建なんて、残念ながら難しそうですね。
創建の地は日比谷。神社名は日比谷大神宮。帝国ホテルのすぐ近くだったそうです。明治33年に現在の地に移り、「東京のお伊勢様」として親しまれています。
遥拝殿とは、遠くの地から参拝するための社殿です。「遥」か遠くから「拝」む社「殿」です。
伊勢から遥か東の国の東京から伊勢神宮を参拝できるのです。
明治天皇お墨付きとも言える東京大神宮。そのご利益たるや言わずもがなでしょう。
東京都神社庁のHPには、そのご神徳は「広大無辺」とあります。
伊勢神宮の遥拝殿であり、分社でもあるのです。
恋愛成就のご利益がハンパない!?
多くの参拝者、特に女性たちに人気なのは、恋愛成就のご利益がスゴい!ということからなんです。
ネットで調べてみると、東京大神宮のご利益を授かり、恋愛成就、結婚できたという声、声、声。
そんな声を聞くと参拝したくなる気持ちもわかります。
参拝者が多いときには拝殿の前にはずらりと長蛇の列ができます。何かお祭りをやってんのかな?と思うほどです。
行列が嫌いな人は朝早く行きましょう! 並ぶことでイライラすると、そのイライラの気持ちまでも神様に捧げてしまうことになります。
そんな並ぶのが苦手な方は朝早めの参拝が鉄則です。私が今回訪れたのは土曜日の午前7時半。参拝者はほとんどいませんでした。
参拝は午前6時からオーケーです。ただし、お神札やお守りの授与は8時から、御朱印は9時からの受け付けです。
なぜ、東京大神宮が恋愛成就にご利益があるとして人気があるのか。
日本で最初に神前結婚式が確立された神社ということも大きく関係があります。
もちろん神式の結婚式は古よりありましたが、一般庶民はなじみのないものでした。
現在、挙げられている神前結婚式は、明治33年の皇太子明宮嘉仁親王(後の大正天皇)ご成婚の際に、国民から「神前式で結婚式を挙げたい!」という声が高まり、東京大神宮がその要望に応えて始めたもの。神前結婚式は東京大神宮で確立されたものなんです。
お守りとおみくじの女子力が高い!
そして、お守りの種類がスゴい! 全部で47種類も!
若い女性たちが喜びそうな色鮮やかな、かわいいお守りがズラリと並びます。
おじさんが身につけるのにはちょっとハードルが高そうです。
まずは、HPで自分が買えるお守りを選んでおきましょう!
さらに、おみくじも!
おじさんならずとも男子にはちょっとためらわれるような設定のおみくじがありますよ!
まずは、下調べして行きましょう!笑
東京大神宮まとめ
私は大学時代、学校が近かったこともあって近辺をよく歩いていたのですが、参拝者がずらりと並んでいるのを見た記憶がありません。
しかし、今や乙女たちのための恋愛成就の一大パワースポットという感じです。女子2人か3人で参拝に来ている人が多いみたいですね。
東京大神宮で恋愛成就のご利益を得て、神前結婚式発祥の東京大神宮で結婚式を挙げる。格式高いですよ。いかがですか?
もちろん、一義的には伊勢神宮の遥拝殿です。おじさんが2人、3人で連れ立ってきても全然オーケーです。