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【角大師のおふだ】疫病退散への願い! 元三大師(良源)のおふだ

投稿日:2021年7月18日 更新日:

目黒不動尊の角大師のおふだ

角大師(つのだいし)のおふだです。

平安時代のいにしえから効果抜群の疫病退散のおふだとして絶大なる人気を誇ってきました。

疫病退散といえばアマビエ? アマビエが発見?されたのは江戸時代。角大師のおふだは、そのずっとずっと昔の1000年前から日本人に親しまれてきたおふだです。

見るからに効き目がありそうで、シンプルだけど飽きの来ない、日本人が1000年以上も愛してきたグッドデザインです。

「疫病退散」のおふだなんて要らないよ! このコロナ禍になるまで、私もそう考えていました。

もちろん一番大事なのは感染拡大の防止。3密の回避やマスク着用、こまめな手指消毒などなど。そして加えて、この角大師のおふだがあることでの心の安息感。

全国の天台宗系のお寺でお分けいただくことができますので、お近くであれば、このコロナ禍の中、ご家庭に1枚、いかがですか?

角大師のお札とは?

目黒不動尊の角大師のおふだ

角大師の周りの小さなお坊様も元三大師。豆大師と呼ばれ、魔を滅する魔滅大師とも言われ、33体が配置されています

描かれているのは、鬼? 悪魔? 妖怪? 違います。描かれているのは何とお坊さんのお姿です。

奈良時代の天台宗の高僧、比叡山延暦寺のトップ、座主だった良源です。慈恵大師とも呼ばれ、正月の3日に亡くなったので没後は元三大師と呼ばれています。

そのお坊さんの姿を書き写した、疫病退散に効き目抜群と言われるおふだです。

角大師のおふだとともに、豆大師と言われるおふだもあります。写真の中央の角大師の周りを囲んでいるのが豆大師。こちらも元三大師のお姿をあらわしています。「豆」が魔を滅する「魔滅」につながり魔滅大師とも称されます。

写真のおふだは日本三大不動尊の一つを言われる東京都目黒区の目黒不動尊のものです(冥加料500円)。言い方が適切ではないかもしれませんが、2つがセットになってさらにパワーアップ、お得な感じがします。

疫病退散ならアマビエでしょ!

確かに、このコロナ禍、アマビエの愛らしい姿に癒やされた人は多いでしょう。

しかし、アマビエが発見され、文献に記されたのは、弘化3年(1846年)。今から約175年前の江戸時代です。

一方、元三大師は約1000年前のお坊さんです。その功徳は観音様に例えられるありがたいお方です。

アマビエは妖怪なので、まだまだどこかで元気にご存命していることと思います。

一方、元三大師がお亡くなりになったのは永観3年1月3日。いまから1000年以上前です。

大師はご存命のときからその法力は絶大なものがあるといわれていました。1000年を越える長い歴史を経てもなお日本人に愛され続けています。

妖怪差別、妖怪蔑視じゃないか!とお叱りを受けるかもしれませんが、当ブログでは元三大師に軍配を上げさせていただきたいと思います。

 

↓こちらの本では並みいるさまざまな御符を差し押さえ角大師のおふだがトップに紹介されています。表紙も角大師!

角大師のおふだの始まり

ところで、元三大師、良源はこのおふだのようなお姿をしてきたのでしょうか。

角大師のおふだには次のような話が伝わっています。

貞観2年(984年)、大師が73歳のときのある夜、居室で修行をしていたところ、突然、疫病を司るという厄神が姿を現し、大師に言った。

「いま世の中に広まるはやり病、おまえにも持ってきたぞ」

大師は動じることなく、
「逃れられないのなら仕方がない。ならば、わしのこの指に触れてみよ」と。

そこで厄神が大師が突き出した小指に触れたところ、大師はたちまち全身発熱して、ひどく苦しみを覚えたので、心静かに落ち着かせ、円融三諦という天台宗で説く心理を観じて弾指(たんじ)をしたところ、疫神は吹き飛ばされ逃げうせました。(弾指とは仏教式の指パッチンのこと)

「小指だけでわしがこんなに苦しいのだから、一般の人では大変じゃ」
ということで、弟子を呼び寄せ、鏡に映した大師の姿を描き移すように命じました。

すると鏡に映った大師の姿はたちまち角がはえ、骨皮ばかりの鬼のような姿になりました。

大師は、写し取った大師の姿を弟子に版木に彫らせ、たくさんのおふだを刷らせました。大師がおふだに祈祷をし、弟子たちに人々に配らせ、家の戸口に貼らせたところ、お札を頂いた家は一人も疫病にかからず、疫病にかかっていた人も全快し、はやり病もたちまち消え失せたということです。

参考 第一書房 山田恵諦著「元三大師」

指パッチンで厄神を吹き飛ばす!

「うそ~ん!」「あり得ない!」なんて言わないでくださいよ。私は信じます。

そして我が身の姿をおふだに仕立てて、はやり病を消してしまう。以降1000年を超えてもその力は信じられ受け継がれている。それほどまでに強い法力をお持ちだったお坊さんなんですね。

ちなみに仏教式の指パッチン、弾指のやり方ですが、難しいですよ。

軽く手を握りしめ、人差し指を少し浮かせて、親指の腹を人差し指の爪の横あたり、もしくは第一関節の横あたりに強く押し付け、そこで人差し指を強くはじきます。すると、親指の腹が中指に当たって指パッチンの音が出ます。

かなり難しいですよ。

今までポール牧式の指パッチンしか知りませんでしたが、弾指には魔除けの力もあるということなので、これからは弾指の練習に励みたいと思います。

元三大師のおふだを受けられるお寺

叡山学院編『元三慈恵大師の研究』によると、全国の天台宗・天台真盛宗・天台寺門宗、玄清法流・修験道法流・安楽律法流の3028のお寺(スゴイ数!)に対して調査したところ、293のお寺で角大師のおふだ、豆大師のおふだを取り扱っていたとのことです。

ただし、3023のお寺のうちの有効回答数は933寺。角大師、豆大師のおふだを取り扱うお寺は293寺以上あると思われます。

おふだのデザインはお寺ごとに違うと言われているので、御朱印とあわせてお授けいただくのもいいかなと思います。

天台宗の全国天台宗寺院 データベースによると3333寺院があるそうです(令和3年7月現在)。都道府県を選択してお近くの天台宗のお寺を探してみてはいかがでしょうか。(全てのお寺で授与いただけるわけではありません)

全国天台宗データベース

下記の寺院では授与いただけるようです。

◆滋賀県

比叡山延暦寺

◆京都

三千院

◆埼玉県

川越大師喜多院

◆東京都

寛永寺

瀧泉寺(目黒不動尊)

深大寺

◆千葉県

千葉厄除け不動尊

◆栃木県

佐野厄除大師

日光山輪王寺

 

まとめ

目黒不動尊

目黒不動尊の山門。日本三大不動尊の一つに数えられる

世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。令和2年、2019年以前には想像すらしなかった世界です。

まずは感染拡大防止のための、マスク着用、こまめな手指消毒、3密の回避など、耳タコだけど、一番大事な感染予防策をしたうえで、角大師のお札。

私は東京都目黒区にある目黒不動尊でお分けいただきました。

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