新橋駅近くにあるアンテナショップ、福岡久留米館に行ってみました。
(追記:残念ながら福岡久留米館は令和元年7月31日をもって閉店となります)
さすがは福岡です。おいしそうな博多ラーメンが所狭しと並んでいます。
その一角に暗く不穏な雰囲気を漂わせた商品が並べられています。
「エイリアンラーメン」と書いてあります。
「有明海の最終兵器(ワラスボ)がやって来た」とも……。
こんな子供だましには引っかかりませんよ! だてに半世紀生き抜いてきたわけじゃありません。
ワラスボの出汁配合のラーメンとエキス配合のエナジードリンク
ワラスボ。ええ、知ってますよ。有明海に生息する見た目は不気味な魚です。
有明海の魚と言えば、ムツゴロウが有名ですが、ここ最近、テレビで紹介されたりしたこともあってワラスボも大分幅をきかせてきたようです。
しかし、このパッケージは異常です。食欲も何もそそりません。
しかも1袋250円! 普通のインスタントラーメン3袋分です。
おいおい、大人をからかうんじゃないよ。その場を離れました。
すると、今度は飲み物のコーナーにも不気味な一角が……。
「エイリアンエナジー」
<有明海のエイリアン ワラスボエキス配合>
250円。
1本手にとり、ラーメンコーナーに戻って「エイリアンラーメン」も1袋つかみました。
自分が欲しいんじゃない! 子どもが喜ぶだろうなと。
色味はドン引きするもワラスボ旨し
やはり子どもたちは興味津々です。男の子はこういうの好きなんですよね。
うちの子は男3人なので、女の子はどうなのかわかりませんが。でもだめでしょうね。笑
実食です。結論から言うと、うまいです。エイリアンラーメンもエイリアンエナジーも。
エイリアンラーメンは見てのとおり、灰色と緑色を混ぜたようなドブ色エイリアン色のスープです。煮干しやかつお節の出汁と違って強いインパクトはないですが、旨味は強いです。これがワラスボの味なのかな。
ただ、やはりスープの色は……。ちょっと抵抗があります。底の見えない池の水のようです。
エイリアンエナジーはドリンクとしてフツーに飲めます。ただ、ワラスボの面影を探しますが、見当たりません。はるか遠くに少しだけ顔を出したような気もしますが、魚感はありません。
こちらも色が何とも……。漢方薬を煮出したような色合いです。
ワラスボエキスのパワーで力がみなぎるかと期待しましたが、50の老骨には1杯+1本では足りなかったのかもしれません。でも、普通のインスタントラーメンとオロナミンCの組み合わせよりは効くような気もします。
エイリアンラーメンのために出汁を抜かれたワラスボはどうなったのか、ワラスボのエキス配合してまでエイリアンエナジーをつくる必要はあったのか。気になるところは残されたままですが、おいしく、そして楽しくいただきました。
子どもたちには受けますよ!